九州の熊本ではTSMCという台湾の半導体メーカーが工場を新設するということで活気に湧いている。
周辺地区のホテルは軒並み来年まで🈵泊となり、
周辺地域の商業地域、住宅地域の地価の高騰に喜ぶ
コロナ禍で半導体不足となった
中国や東南アジアの低賃金半導体工場の稼働休止がもっぱら原因であったが、
実は米中の貿易摩擦で「中国から半導体買わないわ」となったからだ
中国は国家ビジョンとして半導体工場を作る会社に巨額な助成をした。
が、補助金目的で全く半導体とはかかわりのない者たちが製品を作るなど粗悪品が出回るようになり、
半導体の品質という点でも見放されるようになったようだ。また技術のパクリ、国家機密の情報流失など、
国防上の理由もあることだろう。
「今後、中国の半導体は買わない」のアメリカの声は、ヨーロッパも同調することになった。
さぁ、中国は困った。
そこで台湾企業の半導体メーカーTSMCが、
日本で半導体を作るということになったわけだ。言うまでもなく、TSMCは創業者は中国出身で、中国の息がかかっている。
半導体に必須なのは、十分な「水」だ。
水道が、ほぼ100%地下水で賄う熊本だからこそ、水の心配はないだろう。
でも汚染されることを懸念しなければならない。
世界への半導体供給工場県になることは大いに結構だが、水俣病になったら元も子もない。
工場拡張にからみ、
土地買収が「農地」にまで及んでいる。
農地というのは地主が別にいることが殆どで、
地主が小作人に「売ることになった」と告げるのは、江戸時代から何も変わらない。
農地は先祖代々、長年かけて育てるもので、コンクリートでできるものとは性質が違う。
なんでもかんでも経済、経済じゃない。
浮かれた末に、土地は枯れる。
上り調子だからこそ、
先人の過ちを繰り返さないようにしてほしい。